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2010'01.10 (Sun)

冬休み:怪我

さて、今回、いろんなハプニングがありました。

電車が遅れる・・・など、そんなことは序の口。

わたしくし、怪我しました。

犬ぞりでコケて怪我したならまだしも・・・

犬にかまれました~(汗)ガブー!

犬たちが私を襲って怪我したんじゃないんですよ。

これは、ホント「ハプニング」なんです。

その時の様子です。(今回も、長い話です。お付き合いください。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
犬ぞり最終日、小高い山に遠征に行き上り坂の連続と疲れが溜まっていた、
そして、「これで最後なんだぁ~」という淋しさと、「終わった」という安心感。

一瞬のスキが原因だと思う。

遠征が終わり、犬たちを小屋に戻そうとした時です。

トルゲを小屋に戻そうと、ソリの綱から外しトルゲの首輪を右手で持って移動していました。

すると!!

オレ様・カルロス様が、トルゲの尻尾を噛んだんですよ!!!

そりゃ、トルゲも私もびっくり。

トルゲは、「売られたケンカ、買わせて頂きます」と反撃。
私の右手はしっかりトルゲの首輪に入っていたので、そのままケンカに仲間入り。

「ヤバイ、ここは一旦離れないと」と必死に手を外そうとしたのです。

あっ!抜けた!!っと思った瞬間・・・

トルゲが、動いた私の手がカルロスの一部だと思い、間違って噛んでしまったのです。

「こりっ!」という音と共に激痛が。
「あ~、噛まれたぁ~。骨まで達したかも~」と思ったけど、その後、痛みが一旦治まった。
「大したこと無いか?」と思い、駆け寄ってきたヴォルターさんが「大丈夫か?」と私に声を掛けた。

乱闘している犬たちを収め、トルゲを小屋に戻し、再び私に駆け寄ってきたヴォルターさんは
出血している私の右手を見て、「ヒュッテに戻って止血して」と言ってくれた。

しばらく血が止まらなかったけど、意外と冷静な私。

「止血は手首の血管を押さえて、心臓より上に手を上げてればいいんだな」と思った。

ヒュッテまで、ポチが付き添い歩いて移動したが、ほんの5分の道のりが遠かった。
ちょっと貧血になっていたのか?足元がふらつき、めまいがした。

直ぐに流水で汚れを落とし、傷を観察した。

「肉、見えてるねぇ~。あれ?この白いプチプチしたものって脂肪細胞?」
冷静に傷を観察し、脂肪細胞って「タピオカみたい」と思った私(汗)

ポチは「う~ん、これは8針ぐらい縫うかもね。」と怖いことを言った。
人生初の「縫う」という行為。いや、怖い。痛い。怖い。痛い。縫うことに恐怖を感じた。

しばらくして犬たちを小屋に戻したヴォルターさんが戻ってきて、村の看護婦に連絡してくれた。
「今日は居ない」という返事だった。

「じゃあ、3時間掛けて病院に行こう」と待ち合わせをしたOestersundの街まで行くことになった。
静岡に病院が無いから、東京に行くようなものだ。

長い病院レポが始まります。(覚悟して読んでね。語ります。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ヒュッテを出たのが16:00。辺りはすっかり暗くなっていた。

ヴォルターさんは、Oestersundの病院まで車を運転して、病院の急患の受付をしてくれた。(19時)

受付の横に、応急処置室があり、看護師さんが生理食塩水で傷口を洗って様子を見た。
傷を見て「わぉ~」と言った看護士さん。不安になるじゃないの・・・。

噛まれた状況を説明して、新しいカーゼと包帯を巻いて、待合室で待つように言われた。(処置5分程度)

「1時間後に先生が来ますので、お待ちください」

1時間後???

長いよ~(泣)痛いよ~(泣)縫うなら、早く縫っちゃってよ~(泣)と、泣いた。

101110.jpg
待合室にて。この状態で待った。親指の付け根辺りが2倍ぐらいに腫れあがっていました。
ズキズキと痛むし、手を下げると血がドクドクと出そうな感覚だった。
気晴らしに「犬の雑誌」を読んでいました。犬に噛まれたのに(笑)

1時間が過ぎ、まだ呼びに来ない・・・。

1時間半後。やっと「どうぞ、こちらへ」と奥の処置室に通された。
ストレッチャーと手術をする時に使うようなライトが天井にぶら下がっていた。
「やっぱり、縫うんだ・・・」と覚悟を決めた。

「先生が来るまでここで待っていてください」と、ポチと二人っきりで待った。

30分後。

若い女医さんが入ってきた。自己紹介をして、状況説明をした。
「う~ん」と傷口を何回か押して、傷の状況を確かめていた。

「痛いよ~、押さないでよ~、脂肪細胞がどんどん出ちゃうよ~(←お腹のは出して欲しかったけど)」
と、心の中で叫んだ。

薬のアレルギーが無いか?など、いろんな説明をしていた。ポチに。
「スタッフがキレイにしに来るから、そのまま待ってて」と出て行った。(処置15分程度)

30分後。

違うスタッフが、カピカピに血が固まってきた傷口を生理食塩水で洗い流した。
「じゃ、また先生来るから、待っててね」(処置2分程度)

20分後。

また、女医さんが来た。
傷口をまた観察して「薬を持ってくるから待っててね」と出て行った。(処置1分程度)

20分後。

薬剤師さんが、抗生物質を持ってきてくれた。(処置1分程度)
「先生が来るから、待っててね」と立ち去った。

20分後。

先生が来た。傷の様子をまた見て、「私のボスが来るから、待っててね」とまた出て行った。
あなた、インターンだったのね。(処置2分程度)

20分後。

ボスが登場。「こんばんは」と日本語。少し日本語を知っていると披露していた。
いや、その前にあなたを待ちわびて4時間ほど待っているんですが・・・。

ボスはドイツ語もできるらしく、ポチが「ドイツ語でお願い」なんて余計な事を言ったので
ドイツ語で質問された。
しかし、痛みに耐えていることで、ドイツ語なんてちっとも耳に入ってこないし
話すことだって出来ない。

ぽち、英語で全部やってくれ。

再び状況説明の他、傷口を観察して「ちょっと待っててね」と部屋を出た。

ものすごーーーくトイレに行きたくなってきた。
早く包帯なり、なんなり処置してくれ~~(泣)と、痛みの他に「トイレを我慢する試練が課された

15分後。

再び、ボスと女医さんが来て、結論:「自然療法がいいでしょう!」と縫うことも無く、薬を飲んで様子を見てくださいと言われた。
「もし、熱が出たり、傷口が腫れたりしたら、病院に行ってくれ」説明を受けた。

「処置してくれるスタッフが来るので待っててね」と
ボスは出て行った。(処置5分程度)

15分後

薬剤師さんが痛み止めを持って来てくれた。
薬を飲む水さえも、私には拷問に思えた。トイレ・・・。

15分後

やっと処置をしてくれるスタッフが、大きな処置用のBOXを持ってきた。
「やっとトイレにいける~♪」と安心したのもつかの間。

あれ?カーゼが無い。

あれ?テープが・・・。

あれ?包帯が・・・。

その大きな処置用のBOXは見せ掛け??早くしてくれ~~!!(処置20分)

やっと終わった。

自然治癒という診療結果が出て、処置が終わるまでに5時間を要した

私にとって、痛みとトイレをガマンする「忍耐力の修行」となった。

すでに、日付が変り、待合室で心配してくれて待っていたヴォルターさんは再び3時間かけてヒュッテまで運転した。
翌日は最終日。
再び、このOestersundまで3時間かけて来るのだ。

ヴォルターさんには、ホントに迷惑をかけ、そして余計な仕事を増やしてしまい申し訳なく思いました。
そして、合計6時間の運転と翌日は寝不足のまま私たちを再び車で送ってくれて、新しいゲスト5人を迎えるのだ。

そして、この怪我は、犬は悪くありません。
まあ、トルゲの尻尾を噛んだカルロスが原因だけど

カルロスのしっぽのウンコは、他の犬にしっぽを噛まれないための防御対策だったのか?
前日にもチーム・ポチのワンコのしっぽをカルロスが噛んで乱闘騒ぎがあったのです。
カルロスにとって、自分の地位がまだ確立されていなく、政権争いをしている模様。
同じ位の年齢&体格の子達のしっぽを狙うんですよね。
カルロス、卑怯だぞ!他のワンコはお前のしっぽは絶対に噛めない!

このような状況になると「管理責任がどうとか」と言って犬を責めたり
管理者の責任問題にしたりする人も居るかも知れませんが、
私は、ヴォルターさんにも非は無いと思っています。

ヴォルターさんからは「犬同士がケンカしたら、直ぐに離れなさい。怪我するから」と
注意されていました。

いろんな状況が重なり、結果、私は怪我をしてしまいましたが、仕方ないことなんです。

反対に、ヴォルターさんに感謝しています。「犬ゾリという貴重な経験と怪我の対応など」

ポジティブに考えると・・・

1.犬ぞり最終日で、しかも終わった後でよかった。(初日だったら何もしないで留守番だったので)
2.インナー手袋をしていたので、歯が深く入らなかった。(傷が最小限になったと思う)
3.また、手袋のおかげで手首の静脈を切らずに済んだ。(歯が当たったらしく、青アザになっていた)
4.神経と骨は傷ついていなかった。(もう少し深かったら骨or神経がやられていたかも)

など、この日で良かった事と、怪我はしたけど大怪我にならなかった事が救いだった。

犬ゾリに限らず、スポーツは怪我が付き物です。

誰を責めるのではなく、その時の状況判断と処置。
そして、二度と同じことが起こらないよう自分で気をつけることが一番大切なのです。


怪我をして10日ほど経ちました。(この日記を下書きしているのが、1/7なので)

すっかり傷も小さくなり、痛みも取れてきました。

今は包帯を取り、これに切り替えてみました。

1011011.jpg
湿潤療法用のバンソウコウ。

傷を湿らせた状態にして、人の自然治癒によって治していく治療法。
スウェーデンの病院で「自然治癒です」と言われたのもこの方法で、
下手に傷口を縫うと、治りも悪く、傷跡が付いてしまい、ばい菌が中に入り込んでしまうそうです。

1011012.jpg
なんとなく、かっこ悪いけど(笑)

これなら、頭も洗えるし、食器も洗える。

えっ?今までどうしていたかって??

旅行中は、すべて「セバスチャン・ポチ」が私の頭を洗い・背中を流し、荷物も運びました。
ペットボトルの蓋も開けられないので、「あけて」と言えば開けてくれたし♪

う~ん、意外と快適だったのでは?(笑)

そうそう、あと1つ。

ドイツに来てから、初めての病院が「スウェーデン」でした!!

今まで、ドイツで病院に行ったのは3回。病気でも怪我でも無く「予防接種」だけ。
初めての診療が、スウェーデンで5時間待たされたあの経験は、日本では体験できないかも(笑)


いやー、ホント、忍耐の修行でした(笑)


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